クリスマスチップの話。
節約している私たちにとって未だに抵抗感しかないこっちでの習慣、チップ。
チップを払うのが惜しくて、外食するときは大体カウンターで注文と受け取りができるカフェ的なところばかり利用してる。
そんな私たちはドアマン付きのアパートに住んでるねんけど、聞くところによると、クリスマス前にはアパートのドアマンやスーパー、ポーターにクリスマスチップなるものを渡さなあかんらしい。
ドアマンの人数によってはクリスマスチップだけで1000ドル以上出費するとか聞いてガクブル。
自分たちで調べてみても(タイチ不動産 T-VOICE)、ほんまに1000ドルの出費を覚悟しなあかん感じでガクブル。
任意やけどチップを渡さないとドアマンが超冷たくなるという記事をみてガクブル。
ドアマンのリストが届いてないか12月入ってから毎日ポストをチェックするも一向に届かんかったから、うちらのアパートはクリスマスチップなしでいけるんちゃうかと一抹の希望を抱いてた。
しかし希望は叶うことなく、ついにそのリストが先日我が家にもやってきた。
ポストじゃなくて玄関の下の隙間から音も立てずにやってきた。
これがその催告状。
我が家はドアマンの数も少なめやったのが救いやけど、ママ友のアパートは40人弱おったらしい。
別のママ友のところはドアマン全員の写真付きやったらしい。
チップをいくらにするか、もしくはクリスマス期間だけ逃避行するかポンヌフと会議。
Google先生とも相談した結果、スーパーには50ドルで他は20ドルにしようという結論になった。
(かなり少ないと思うけど。)
そんなときに、こっちでアメリカ人と結婚してる友達にクリスマスチップどうするのか聞いてみたら、
「去年もあげてないし、今年もあげないよー。そもそもアメリカ人でさえあげてる人少ないって○○(結婚相手)が言ってたよ。チップの有無で勤務態度変えるようなドアマンはクビにさせられるよ。もちろん感謝の気持ちを込めて、全員もしくは特定のドアマンにチップをあげることは全然良いことだけど、10ドルより多く出す必要はないと思う。」
とズパッ言われた。ズパッと。
まじか、ほんまか、そうなんか!
クリスマスチップをあげないという選択肢が急浮上し私の気分も上々に。
でも我が家は小さめのアパートメントでドアマンの数も少ないし、英語の話せない私たちの世話もしてもらってることやし、あげることにした。
ただし、当初の予定金額の半額で。(スーパー20ドル、ドアマン10ドル)
カードにメッセージと似顔絵(ただ書きたかっただけ)を書いて直接ドアマン一人一人に渡した。
(ポンヌフだけ酷似してるから目隠しとくわ)
ほんまにクリスマスチップって当たり前の習慣なんやなって思ったんが、私たちが一言も発してへんのにメッセージカードとお金入った封筒を見せるだけで、
"Thank you."
言うてハグしてくるねん。
ルディにおいてはホッペにチューしてくれたんやで。
日本やったら最終的に受け取らなあかんやつ(お祝い金)やなって分かってても
「何ですのん」
言うて
「いやいやそんな気遣わんとって」
言うてからの受け取りやんか。
アメリカの方がやり取りがシンプルでいいな。
でも日本帰ったらやっぱりまずは遠慮するんやろうけどな。
そんなこんなで、また一つ経験値があがりました。
それにしても、封筒の中を見てその金額の少なさにドアマンの態度が急変して、ドアあけてくれんくなったらどうしよう。ガクブル