今日も万事休すった話。

 

私がふみころとお風呂に入っているとき

 

ポンヌフ「さっき焼いてたパン大丈夫?なんか焦げ臭いけど!」

私「さっきオーブン切ったはずやでー!」

ポンヌフ「確認したら大丈夫やったわー!」

 

てな会話をしたんやけど、いざお風呂から上がってみると確かに焦げ臭いし寝室が軽くケムケムしてた。

 

 

部屋のどこかで何かが燃えてるんじゃないかと捜索するもどこにも異変はない。

 

 

けれども時間が経つにつれて寝室どころかリビングも軽くケムケムしてきて異臭もキツくなってきた。

(ちなみに我が家には換気扇がない。)

 

原因は我が家じゃないかもしれないと廊下に出てみた。

 

 

廊下中が軽くケムケムしていた。

 

 

アパートメント内で何か、いや、火事が発生している…!

 

 

ポンヌフがドアマンに内線してくれたけど、繋がらない。念のためにと貴重品等を鞄に詰め始めた。

 

 

私はオムツいっちょのままだったふみころに服を着せて自分の髪を乾かした。(←悠長

 

 

ポンヌフがもう一度ドアマンに内線してくれたら今度は繋がった。

 

詳細は分からんけど、ドアを閉めておいてくれと言われたらしい。

 

 

私も念のため自分とふみころの荷物をまとめはじめた。

 

 

こういうときは必要最低限の荷物しか持ってはいけないことは重々承知してるんやけど、欲が出てしまう。

 

 

図書館で借りた本が燃えたときに事情を説明する英語力ないしと、その本達を持っていこうか軽く悩んだ。

 

クソッこんなときにも英語ができない弊害が。

 

 

 

その時ついにリビングの火災警報器が鳴り出した。

 

 

これが危機感を煽ってくる音で、本気で非難する決意をした。

 

 

トートバッグとリュックを一つずつ持ってポンヌフがふみころを抱きかかえて部屋の外へ出た。

 

 

階段から降りようしたとき、ちょうどイケメン消防士が現れた。

 

しかもエレベーターから現れた。

 

 

そのイケメン消防士が言うには部屋にいて大丈夫とのこと。

 

 

我々の部屋の中から火災警報器がずっとピーピー鳴り響いてたからか、我々の表情が余りにも不安げだったからなのか、そのイケメン消防士に「窓はどっち方面にあるのか」と聞かれた。

 

ポンヌフも私もオドオド答えてたら、「俺が直接確認する」という感じで部屋に入ってきた。

 

 

散らかった部屋に入ってきたイケメン消防士は北側の窓を豪快に開けて、「西側の窓は閉めておいて」と言って去って行った。

 

 

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西側の窓からの光景。

消防車がたくさん。

 

 

しばらくするとコンコンとドアをノックする音が。さっきのイケメン消防士だった。

 

 

「空気の入れ替えのために玄関も開けておいて」

とのこと。

 

 

言われた通りにしばらくの間玄関を開けておいた。

 

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玄関から見えた消防士さん達。

一瞬で惚れそうになるくらいカッコいい。

 

 

「とりあえず避難しなくて良さそうやね」

とポンヌフと胸をなでおろしていたとき、隣人が何事もなかったかのようにオシャレしてお出かけして行くのが見えた。

 

 

…よ、余裕やな。

 

 

てか同じフロアで火災警報器鳴ってたのは我が家だけっぽい。

 

そして大騒ぎしてたのも我が家だけっぽい。

 

 

「うちだけ大騒ぎして恥ずかしいやつやん」

って話しててんけど、

 

何が一番恥ずかしいって

 

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玄関開けてすぐに見える壁に超場違いのこれがあったことやわ。

(ふみころの誕生日に備えて飾ってた。)

 

まあ、イケメン消防士は気にも留めてないやろけど。

 

 

それにしてもふみころさん、親の危機感が伝わったのか、いつもと違って騒動中ずっとおとなしかった。

 

 

 

一夜明けて

何があったのか外出て見てみたけど、アパートの1階にあるクリーニング屋さんのガラス扉がなくなってたこと以外いつも通りの風景やった。

 

 

あんなに消防車出てたけどボヤ騒ぎで済んだんやな。

 

 

でも1階のボヤで17階にある我が家中がケムケムするなんて火事ってほんま怖いな。

 

 

何はともあれ大事にならなくて良かった。家族全員無事でよかった。