ボールがない話。

 

午前中、出かけようと身支度等終わらした直後ドアマンから内線がかかってきた。

 

 

いつもはポンヌフが出てくれてるんやけどこの時ポンヌフは仕事で不在。

 

 

大抵は「荷物が届いたで」って連絡なんやけど、何か荷物を注文した覚えがない。

 

 

意を決して受話器を取った。

 

 

私「ハロー?」

 

ルディ(ドアマン)"~~~~~~~~bath room~~~~~~~,~~~~~~~~~~~."

 

私「オ、オッケー。」

 

ルディ"~~~~~appreciate~~~~~~~~~~~."

 

 

受話器を置いた。

 

 

全然意味が分からなんだ。

 

 

バスルーム関係のことで感謝されたことしか分からなんだ。

 

 

その場しのぎのオッケーをしてしまったから推理するしかなかった。

 

 

以前、「水漏れがあるからバスルームチェックさせてくれ」って言われてスーパーが修理しにきたことがあって、きっとその類いのものだと判断した。

 

 

つまりは今からスーパーが部屋にやってくるはず。

お出かけを中止して自宅待機することにした。

 

 

待機すること10分。

 

 

30分。

 

 

1時間。

 

 

1時間半。

 

 

推理は外れていた。

 

 

とりあえず、せっかく身支度したのだからと、それから出かけることにした。

 

 

出かける前にトイレに行こうとしたら…

 

水がまっ茶色だった。

 

 

一瞬ポンヌフのお腹の調子を疑った。

「用を足したらちゃんと流してや😾」とも思った。

 

 

そしてようやく気づいた。

 

ルディはこうなることを知らせたかったのだ。

 

 

バスルームの水道の水も出なくなっていた。

 

ルディはただ、こうなることを知らせたかったのだ。

 

 

リスニング能力のなさと、もう一度聞き返す勇気のなさと、とりあえずお出かけしちゃう度胸のなさのせいで1時間半を無駄にした。

 

 

自業自得やけど悲しかった。

 

 

ポンヌフが帰宅後、もうバスルームの水を使っていいのかどうかドアマンに内線で聞いていた。

 

 

ポンヌフがドアマンと英語で話をしていた。

 

 

ポンヌフを英語ができない仲間だと思っていた私、一人取り残された気分になった。

 

 

さらに、この日ゲットしたフリーペーパーで綾部が言っていた言葉が重くのしかかった。

 

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かれこれ半年間探していますが、ボールが見当たりません。