ニューヨークでの洗礼の話。
ポンヌフとふみころと友達とランチを食べに行こうと歩いていたときの話。
途中、進行方向左手に教会があって、入り口付近にちょいちょい人が集まっていた。
なんでも、ニューヨークの教会では場所によって無料で食べ物を提供しているところがあるらしく、まさにそのときその教会では食料の配給が行われていたぽかった。
教会を通り過ぎようとしたとき、ちょうどそこから出てきた中年の男性に思いっきりぶつかって(足がひっかかって)、転けそうになった。
近くにいた人が
"Are you OK?"
って声をかけてくれたくらい激しめに転けそうになった。
ちなみにストローラーはポンヌフが押してた。
私はお互いの不注意やと思って、相手の男性に謝ろうと振り返ったけど、その男性は振り返ることもなくスタスタと行ってしまった。
一部始終を見ていたポンヌフと友達が言うには、なんと、わざと足を引っかけられたらしい。
な、なんですと。
まじで何の絡みもなかった人に、ただ歩いていただけでそんな嫌がらせを受けるとは。
豆腐メンタルどころかシャボン玉メンタルの私、そんな嫌がらせを受けたことが悲しくて、それから5分くらい泣きそうになってた。
(ちなみにニューヨークの絹豆腐は木綿豆腐並みにしっかりしてる。)
ポンヌフはいいとして、友達にはこんなことで泣くようなところを絶対に見せまいと、
「(ランチの)お店は何ストリートでしたっけ?」
って話題逸らそうとした。
そ れ な の に
「足大丈夫?痛くない?」
と、ポンヌフが話題を戻してきた。
こういう時に、優しくされると切なくなる(by JUJU)どころか泣きたくなる私、心の中でポンヌフが黙ってくれることを最大限に願った。(ポンヌフごめんやで
結果、なんとか涙を流すことなく耐えることができた。
ニューヨーク歴が長い友達は
「ニューヨークではよくあることですよ。ある意味体験できてよかったですね。」
と言っていたけど、
全然未経験でよかったです。
ちなみに
ランチから帰ってるとき、前から歩いてくる中年女性が無表情で両手を右から左へ何度も動かしてきたから、どいてって言いたいんやって思って道をあけた。
女性とすれ違った後、ポンヌフに
「さっきすれ違った女性にどけどけアピールされた。今日はとことんニューヨーカーに嫌われてるわ。」
って言ったら、
「あの人のあれ、ダンスやで。だいぶ前から踊りながら歩いてきてたで。」
と言われた。
いろんな人がいるんやな、ニューヨーク。