かなり万事休すった話。

ブログに書くネタがないと思ってたら降ってきた。

とんでもない形で降ってきた。

図書館のチルドレンズルームでの話。

よく行く図書館で、いつも通りふみころを遊ばせながらママ友数人と談話をしてた。

このとき、私は完全に油断してた。

行き慣れていた場所であることや、チルドレンズルームの前に警備員さんが常駐している安心感からか、完全に油断していた。

すぐそこに置いていた鞄がない。

まさかと思って周辺を見渡すも、ない。

チルドレンズルーム全体を探すも、ない。

近くの職員さんに鞄が届いてないか聞くも、ない。

やられた、パクられた。

貴重品で手元にあるのは携帯とカメラのみで、クレジットカード&現金の入った財布は鞄の中。

万事休す。

ふみころをママ友に預けて、一般の人達がいるエリアでみんなの鞄をチェックしまくるも見つからない。

そらそうや、パクられたとしたなら犯人がのうのうと図書館に残ってるはずがない。

一緒に鞄を探してくれてたママ友に

「チルドレンズルームの端っこにいた2人組、荷物多かったけど、間違って持ってないか聞いてみたら？」

と言われたので、その2人組のコートの下に置かれている鞄を覗き込むようにしながら

“I’m looking for my bag.”

と言ってみた。

「ここにあるのは私達の鞄だけよ。知らないわ。」

的な返答をされた。

もう一度、一般エリアに戻ってそこの職員さんに

“I’m looking for my bag.”

と尋ねてみるも、案の定鞄は届いてないとこのこと。

その職員さんに

「エントランスで聞いてみて。」

と言われたから、藁にもすがる思いでエントランスの職員さんにも

“I’m looking for my bag.”

と尋ねてみるも、やはり鞄は届いてないとのこと。

本当にオワタと思った。

現金は諦めるしかない。

すぐにクレジットカードを止めなければ。

警察にも行かなあかんのか。

と、絶望の中いろんなことを考えた。

私が蒼白な顔をしながら

“Someone.... ストーン...”

って言ってるのを見て、

エントランスの職員さんがチルドレンズルームの職員さんに内線をしてくれた。

(ストーンって石やん。stoleって言いたかったのにストーンって石やん。)

内線で何話してるか全然聞き取れんかったけど

“Oh..Ok.”

みたいなことを残念そうな顔で話してたから、やっぱりオワタと思った。

内線を切った職員さんが、

「あなたの友達が鞄を今から持ってくるわよ。」

的なことを言ってきた。

えってなった。

“Found?”

って言ってみた。

“Yeah .”

と言われた。

“Wait?Here?”

と言ってみた。

”Yeah.”

と言われた。

すると前方からママ友が私の鞄を持って現れた。

奇跡が起きた。

ママ友にどこにあったのか聞くと、例の荷物いっぱい持ってた2人組が持ってたとのこと。

何でやねん。

聞いたやん、私聞いたやん。自信満々に否定してたやん。

なんでも、

「念のために私たちの鞄をチェックしたらあったわ。」

と言ってきたそうな。

事故なのか故意なのか分からんけど(多分事故なんやろな)、見つかって本当に良かった。

カードも現金もその他諸々も無事やった。

一緒に探してくれたママ友とふみころをみててくれたママ友と優しく対応してくれた職員さんに大感謝。

このとき私1人だけやったらと思うと、、、

考えたくもない。

ニューヨークきた当初は毎日スキミング防止のポーチを肌身離さず持って行動してたのに、

環境に慣れたことによる気の緩みが招いた出来事やった。

初心に戻って気を引き締めようと思える出来事やった。

あと、

英語を喋るのが怖くてここ最近は”thank you”と”yeah “だけで生きていた私、今日だけで一生分の"I’m looking for ~.”を使ったと思う。

いつも英語喋るときは頭の中で整理してからじゃないと無理なタイプなんやけど、こんな私でも追い込まれると何の考えもなしに発言ができることを身を以て知った。

そして単語だけでも伝わることを知った。ストーンとか言っても、は？って顔されんかった。

(状況が状況だけに。)

普段から今日みたいな勢いで話せたらいいのにな。

めちゃくちゃやけど。

ちなみに、

私の鞄を持ってた2人組に何か声かけなと思って

“Thank you.”

って言ってしまった。

めちゃくちゃやな。