節約による弊害の話。

 

ニューヨークに来てからかなり意識してするようになった節約。

 

 

徒歩1時間圏内なら地下鉄バスを使わずに歩いたり、

 

肉がメインとならないおかず(シチューとか)なら肉を省いたり、

 

外出時には家で淹れたコーヒーを持って行ったり、

 

おやつはマフィンとかクッキーを手作りしたり、

 

外でお昼食べる時もサンドイッチを作って行ったり、

 

チップのかかるお店の利用頻度を最小限にしたり、

 

ゴリラになりそうなほどバナナを食べたり、

 

クロワッサン以外のパンは作ってみたり、

 

 

いろいろしてるわけやけど(食べ物のことばっかりやな)、

 

 

中でも1番頑張ってるなと思うのが洗濯。

 

 

洗濯乾燥1回で5ドルもするから、月に何回洗濯するかは結構重要。

 

 

日本にいた時は2日に2回(大人とふみころで分けて回してた)やってんけど、

 

 

ニューヨークに来てすぐの頃は3日に1回にしてた。

 

 

それがもう一日粘れるんちゃうかと4日に1回になった。

 

 

ある日お出かけとのタイミングが合わず洗濯に行けへん時があって(なんせ全部終わるまで2時間かかるから)、5日分の洗濯を回すことになった。

 

 

もはや靴下とか足りんくなってポンヌフのを使ってた。

 

 

でも5日に1回でもいけることを知った私、それを採用することにした。

 

 

ポンヌフはNOとは言わなかったけど、

「インナーが足りへん」

って神妙な面持ちで訴えてきたので私の大きめのTシャツを授けた。

面持ちはそのままやったけどNOとは言わなかった。

 

 

5日分ともなると洗濯機が毎回パンパン。

 

 

勢いをつけて扉を閉めなあかんレベル。

 

 

乾燥機は洗濯機よりも大きめやから問題なかった。

 

 

ところが先日、洗濯機を回し終えて乾燥機に移そうと洗濯機の扉を開けたところ、ズシっと、そしてビショッとした洗濯物たちが顔を出してきた。

 

 

だ、脱水ができてない。

 

 

早く開け過ぎたのかと扉を閉めてみたものの

「洗濯するなら2.75ドル入れてや」

という初期の表示に戻ってた。

 

 

試しに靴下1枚絞ってみた。

 

 

エスプレッソカップなら溢れるほどの水が出てきた。靴下1枚で。

 

 

焦った私、とりあえず部屋にいるポンヌフに電話してみた。(ランドリールームは地下)

 

 

緊急会議の結果、2人で手絞り脱水することにした。

 

 

2人の間に2.75ドル払ってもう一回量を減らして洗濯してみるという選択肢はなかった。

 

 

ふみころを抱っこ紐に入れてランドリールームでひたすら5日分の洗濯を絞る私たち。

 

 

体力のない私は5日分の靴下を絞っただけでギブアップ。ほとんどポンヌフが絞ってくれた。

 

 

なんとか絞り終えて乾燥機へ。

 

 

45分後、乾燥が終わった洗濯物たちはまるで生暖かい濡れ雑巾だった。

 

 

手絞り脱水じゃ不十分なことは分かっていたけども、ここまで不十分だとは。

 

 

そして濡れてるのに生暖かいところが逆に気持ち悪い。

 

 

こんな日に限って外は雨、気温は高め。

 

 

つまり、湿度が高くてなかなかセントラルヒーティングも入らない。

 

 

2人で家中に洗濯物たちを干しまくった。

 

 

2人の中に2.25ドル払ってもう一回乾燥機にかけるという選択肢はなかった。

 

 

久しぶりに扇風機を発動させた。

 

 

雨で普段より湿度が高いといえど、ここはニューヨーク、やはり湿度は低めなのか、たまに稼働するセントラルヒーティングとドライヤーの力も借りたら、夜お風呂に入る頃には1番厄介なバスタオルも乾いてた。

 

 

節約もやり過ぎると、時間と労力の浪費につながることを思い知った。

 

 

 

これを機に、洗濯は4日に1回に戻…すかどうかはまだ決めかねている。(バカなのか