サンフランシスコの話。part3
サンフランシスコ滞在2日目。
午前中まで雨予報やったけど、昨日の雨は朝ホテルを出る頃には止んでた。わーい
7時にホテルを出て、向かうはタルティーンベーカリーというサンフランシスコいち人気らしいベーカリー。
ミッション地区にあるそのお店まで徒歩で行った。
危険地区と呼ばれているテンダーロイン地区の南側をひたすら歩いててんけど、めっちゃ叫んでる人とかほんまに変な人が多かった。
途中フォーバレルコーヒーという、世界一美しいコーヒーショップに選ばれたことのあるカフェに寄った。
おしゃれな店内やったけど、何より店員さんの接客が最高やた。
まるで
「大丈夫、君の英語で注文通じるよ、グッジョブ」
って言ってくれてるかのような喋り方やった。
そんなフォーバレルコーヒーを後にして、いよいよタルティーンベーカリーに到着。
8時オープンで8時5分くらいに着いたんやけど、既に店の外にまで少し列ができてた。
このお店の名物はバナナクリームタルトらしいから、それとホットサンドを頼むことにした。
店員さんに注文を聞かれ、まずバナナクリームタルトを注文すると
「まだホール(めっちゃでかい)しか焼けてないの。小さいのは10時頃に焼ける予定よ。」
と言われた。
まじか、2時間後やん。
仕方ないからホットサンドを注文すると
「ホットサンドは11時以降よ。」
と言われた。
まじか、3時間後やん。
まさかの予定してたやつがダメでめっちゃ焦って、結局ハムチーズクロワッサンとトーストにハムとチーズが乗ったやつを注文した。
焦り過ぎて気付いたらハムとチーズまみれになってた。
店内の席は満席やったから誰もいないテラス席で食べることにした。
仕方なく注文したクロワッサンもトーストもめっっちゃ美味しかった。
名物のタルトとホットサンドが食べれんかったことがより悔やまれるくらい美味しかった。
ポンヌフがお会計してくれてたから
「この2つでいくらくらいなん?」
って聞いたら
「18ドルちょっとやったかなー。」
との回答が。
18ドル?18ドルちょっと?
パン1個1000円?
ポンヌフの記憶違いやと思ってレシート見たらほんまにtax込みで18ドルちょっとやった。
鬼高いな。
サンフランシスコ滞在中はお金のこと気にせんって決めてたけど、さすがに気になってしまった。
でもそれよりも気になったことがあった。
1人の男性が私たちが使ってるテラス席以外の席をやたらと丁寧に拭き始めた。
最初は店員さんやと思ってたんやけど、それにしては何かおかしい。
いつまでテーブル拭くねんってくらい拭いてるし、たまに路駐してるトラックの下を覗き込んだり、ただただじっと立ってたりしてた。
いなくなったと思ったら、次はお店の入り口近くの電柱の側に立ってたんやけど、ズボンがずり落ち過ぎてておティンティンが見えそうになってた。
やはり変な人やった。
来るまでの道のりにいた人といい、この人といい、サンフランシスコのホームレス(?)の人はニューヨークとなんか違う。
ニューヨークのホームレスの人は待ちの姿勢で、目の前を通り過ぎるときに怖いなんてことはほとんど思わんのやけど、サンフランシスコのホームレスの人は攻めの姿勢というかよく動く。
歩き方もヨロヨロと酔っ払ってるかのようやし、雰囲気からも怖さを感じる。
そんなニューヨークとの違いを感じて、
ニューヨークにいる時は
「日本に帰りたい」
と言ってくせに、サンフランシスコでは
「ニューヨークに帰りたい」
と思わず呟いてた。
ただ、サンフランシスコの中心部(ユニオンスクエア周辺)はニューヨークより道が整備されてて歩きやすくて、雰囲気も日本に近いなと思った。
あと、心なしか店員さんの愛想が良い気がする。
州によってありとあらゆることが違うのは広いアメリカならではなんかな。
続く(多分